耳鼻咽喉科で働くことに興味がある看護師の中には、「耳鼻咽喉科の看護師だからこそできる役割」について考えている方も多いかと思います。耳鼻咽喉科の看護師には次の3つの役割があるので、ぜひ誇りを持って業務に取り組んでいただければと思います。
まず1つ目は「治療に当たること」です。耳鼻咽喉科では日常的に注射や採血を行うため、看護師がスムーズにこれらの業務をこなすことができると、医療現場がまわりやすくなります。治療をする上で医師にしかできないことも多くありますが、看護師は患者が過ごしやすい状態で治療に当たれるようにサポートを行うので、なくてはならない存在なのです。
2つ目は、「新しい治療方法についていくこと」です。他の科と同じく耳鼻咽喉科においても日々医学は進歩しています。そのため、新しい医療機器や治療薬が導入されることは少なくありません。そこで、以前の知識や技術に固執することなく、常にアップデートすることを心がけるのは看護師にとって欠かせないことです。
3つ目は「コミュニケーション力を発揮すること」で、耳鼻咽喉科では小さな子どもが多く受診するため、看護師にとってとても大切な役割となります。小さな子どもは医師や看護師が働く姿や見慣れない医療機器を見て不安を募らせることが多いため、突然泣き出したり暴れたりすることも少なくありません。そこで、看護師が子どもに寄り添って優しく声掛けをすると、だんだん怖い場所ではないことが分かり、来院するたびに落ち着いて受診できるようになります。