耳鼻咽喉科で看護師として働くことを検討している方は、メリットだけでなくデメリットについても知っておきたいことと思います。まず、耳鼻咽喉科の看護師として働くメリットについては、夜勤がほとんどないことが真っ先に挙げられます。とくに入院施設がない医療機関では診療時間以外は診察を行わないため、いつも同じ時間に帰宅できます。そのため、家庭と両立しやすいだけでなく、長く働きやすくなっています。

また、耳鼻咽喉科には小さな子どもが多く来院するため、子どもに対するコミュニケーション力を伸ばせるのもメリットだと言えるでしょう。診察を嫌がる子どもを勇気づけたり、注射を我慢した子どもを褒めたりしているうちに、子どもとうまく接することができるようになります。

一方で、耳鼻咽喉科で看護師としてはたらくデメリットは、待遇面があまり良くないことです。夜勤がほとんどないため家庭との両立できたり、体調を整えやすかったりするものの、当然のことながら夜勤手当がありません。そのため、中には待遇面で少し物足りなく感じてしまう人がいるのです。

また、繁忙期が忙しすぎるのもデメリットだと言えるでしょう。夏は全体的に患者が少ないものの、寒くなるにつれてどんどん患者数が増加します。患者で混み合う待合室は誰もが「待ち時間が長い」「いつになったら診察してもらえるのだろう」とピリピリしており、看護師の一挙一動にも注目が集まるため、とてもしんどく感じやすくなります。